Unityで脱出ゲームの作り方(2)「UnityにSketchupの3Dの部屋をインポート」
2015/08/02
第2回からはUnityという今話題のゲーム作成ソフトを使っていきます。
とても高かった3Dゲーム作成というハードルを、Unityはぐっと下げてくれます。
このパートでは前回Sketchupで作った部屋モデルをUnityに取り込んで表示するところまでです。
Unityを起動しよう
Unityをダウンロードし、インストールしたら起動して新規プロジェクトを作成します(バージョンは5.0現在です)
開くとこんな感じです。(画面の構成は設定によって異なります)
ここで、Unityのプロジェクトを作ったフォルダを開いてみましょう。
Assetsフォルダができていますね。
このAssetsフォルダというのは、Unityで色々使うものを入れとくフォルダです。画像やサウンド、3Dモデルなどの素材はこの中に入れます。
Unityに3Dの部屋を読み込む
ということで、さっそくパート1で作った3Dのデータを読み込んでみましょう!
ふたたびSketchupを開き、第1回で作った3Dの部屋を
File > Export > 3D Modelで、dae形式で書き出します。
書き出す場所は上記のAssetsフォルダの中です。(さらに中にフォルダ作って分類しやすくしてもOK)
Unityに戻り、Assetsの中に3Dのファイルが追加されましたので、ここからdaeをSceneにドラッグアンドドロップします。
(daeとは書かれてないのですが、3Dオブジェクトがアイコンになっているのがそれです)
これで3Dオブジェクトが扱えるようになりました。
ちなみに…
さっきAssetsの中にdaeを書きだしたので最初からマテリアル(テクスチャ)が貼られています。入れてないと真っ白になっちゃっていちいち貼り直さなきゃいけなくなっちゃいます。
3Dの部屋のサイズを小さくする
デフォルトで読み込んだdaeはかなりサイズが大きく、この先追加するライトの光が届きにくかったりと、色々不便です。なので全体を0.1倍くらいにします。
①追加した3Dの全体(ここではonsenになってます)をクリックして、
②transformでスケールを変更します。ここでは0.1倍
暗い部屋を明るくする
UnityにはデフォルトでSceneとGameの2つ画面があり、Sceneでは実際にクリックしたりドラッグしたりと3Dオブジェクトの位置などを直接いじることができます。
Gameは実際のゲーム(カメラ)で見える画面です。(今は右側のHierarchy(ヒエラルキー)にある「Main Camera」に映っている画面です)
シーンもそうですが、下の実際に映る画面もちょっと暗いですね。
なのでライトを入れて明るくしましょう。
GameObject > Light > Point Light を選択すると丸いライトが追加されます。
これを部屋の照明器具のところまで移動して、こんなかんじに設定します。
温泉なので黄色っぽい色です。
そしてこのライトを4つほど適当な位置に配置すると、ちょうど良い明るさになりましたね!
本当はもっとリアルにする方法もあるけど、あんまりやると重たくなっちゃうから今回はこの程度で…!
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